先週の夜の部 石川五右衛門に続いて
今日はお昼の部に行ってきました。
お話は真夏のようですが 時は衣替えも済んだ初夏なので 夏の衣装には涼しげに感じました。
簡単なあらすじとして
玉島磯之丞(たましまいそのじょう)と恋人琴浦(ことうら)を守るために奔走する団七九郎兵衛(だんしちくろべえ)・お梶(おかじ)夫婦と一寸徳兵衛(いっすんとくべえ)・お辰(おたつ)夫婦を中心に描いた「世話物」の「義太夫狂言」で、夏の風情溢れる作品です。
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
序 幕 住吉鳥居前の場
二幕目 難波三婦内の場
大 詰 長町裏の場
団七九郎兵衛/お辰 海老蔵
お梶 孝太郎
一寸徳兵衛 男女蔵
玉島磯之丞 亀三郎
傾城琴浦 梅 枝
下剃三吉 萬太郎
三河屋義平次 市 蔵
おつぎ 家 橘
釣舟三婦 左團次
大詰では 音楽に合わせて「見得(みえ)」が多く出てきます。団七による13回程の見得はとても美しい動きです。
この場面では団七が舅を殺してしまう場面で通称「泥場(どろば)」ともいわれ、池に踏み入れたときに足に本物の泥[本泥(ほんどろ)]をつけます。この泥は、舞台上で本物の水[本水(ほんみず)]を使って洗い流されます。
海老蔵は刺青をしてるけど刺青模様のシャツをきているわけですが水にぬれて体にピッタシくっついて本物の刺青に見えて綺麗です。
実は 海老蔵 二役で お辰という 一寸徳兵衛の女房役をやるのですが
(´ε`;)ウーン… 体の線がごつくて 女形ですから
女声・・・難しいのかなと感じました。
いえね あのイケメンですから 化粧栄えはして綺麗なんです。
でも 体格が大きいのでちょっと。。ね。
二幕目は
新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)
太郎冠者 團十郎
姫御寮 孝太郎
次郎冠者 亀三郎
三郎吾 萬太郎
鈍太郎 男女蔵
大名某 左團次
こちらは 狂言モノです。愉快で楽しめます。